19歳の私、口下手なのにガールズバーデビューしちゃった!どんでん返しなんてそうそう起こらない。自分の苦手に真正面からぶつかって、少しだけ成長できた話

19歳の私、口下手なのにガールズバーデビューしちゃった!どんでん返しなんてそうそう起こらない。自分の苦手に真正面からぶつかって、少しだけ成長できた話

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
19歳

【当時の職業】
ガールズバーのキャスト

【当時の住まい】
実家のマンションで両親と同居していました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
口下手だったので、トレーニングになるだろうと思い飛び込みました。
また、友達が少なかったことから、仕事を共にする友達というか仲間ができたらとも思いました。
もちろん、時給が高かったのも理由です。

【環境と仕事内容】
お客様のドリンクをお作りして楽しくお話をするというのがメインのお仕事です。
母体のグループがかなり大きく、キャバクラも複数系列であるような規模のお店でした。
そのお店の女の子も50人はいました。
ボーイさんやつけまわしの人が5人ほどいました。
私はキャストとして働いていました。
大通りにあるお店だったので、お客さんはガールズバーにはあまり来ないような方も多かったです。
休日は自由シフトだったので週によってバラバラで、給与は平均して時給?2000+ドリンクバックなどの歩合、寮は話に出なかったのでおそらくないです。

【大変だった時期】
19歳で別のアルバイトを辞めてすぐ始めましたが、すぐに想像の何倍も大変だったことを知ります。




【大変だったこと】
最初に想定していたことではありましたが、まずコミュニケーションがある程度得意でないと始まらないお仕事でした。
トレーニングと銘打って飛び込みましたが、完全にアウェイでつらかったです。
研修などというものが一切なく、五分ほどシステムの説明をされるとすぐにお客様の前に放り込まれるのが不安で仕方なかったです。
先輩が横についているとはいえ、ほぼ無知の状態で最初はなんとか戦いました。
また、飲ませたがりの絡むお客様がいらしたり、執拗にスキンシップをとろうとしてくるお客様がいらしたり、拗ねたように一切口をきいてくださらないお客様がいらしたりして、うまくかわすスキルが求められたりすることや、ご機嫌を伺うような話題作りなどにも苦戦しました。

【大変だった期間】
そもそも出勤が1年続きませんでした。
その間ずっと大変なままだったので、やっぱり向いていなかったんだと思います。
3ヶ月ほどだったと思います。




【当時の心境】
頭の中はほとんど、時給?2000だから……しかありませんでした。
今思うと完全に向いていない仕事でしたし、戦い続けるには自分に与えられる餌を見つめ続けるしかなかったです。
週六出勤オープンラストで働いている女の子と仲良くなったので、覚悟を聞いたりしました。
触れ合ったことのないタイプの子だったので、ご飯を食べながらお話をしたりしていてとても楽しかったです。

【職場が大変だった原因】
完全に自分に向いていない仕事だったことが原因です。
口下手であることもそうですし、何よりマルチタスクが大の苦手で、お客様とお話をしながらあらゆる作業を同時進行しなければならないガールズバーは向いていなさすぎました。




【仕事で良かったこと】
お客様にドリンクを入れてくださったときは、心に染みるものがありました。
場内指名システムがあったのですが(ガールズバーでは珍しいかもしれません)、場内指名をいただけたときは、ここにいていいんだよと言われた気持ちになりとても嬉しかったのを覚えています。




【特にひどかった最悪の出来事】
うまく話せなくてお客様からお叱りを受けたことは何度もあるのでまず置いておきます。
強烈だった思い出は、あるときお客様にドリンクを入れていただいた日にあった出来事です。
いただいたドリンクは自分で好きに作るんですが、緊張しすぎで間違ってかなり濃い焼酎の水割りを作ってしまい、それを時間もない中一気に飲み干すようにして席を立ったことです。
そもそも未成年でしたし、フェイクを作れと言われていたにもかかわらずアルコールを入れてしまったこと、さらに焼酎の味が強烈にわかる水割りで濃いめ、それを一気飲みだったので、しばらくみぞおちのあたりがぐるぐるして吐きそうでした。
休憩でお手洗いに行ったときに吐きました。
人生初のアルコールによる嘔吐でした。




【相談した人・助けてくれた人】
母になんでも話していたので、その日あったつらいことや嬉しいこと、上手くいかなくて悩んだことなどすべて聞いてもらっていました。
誰かに話せるということがとても力になりました。
また、先程も出てきた週六出勤オープンラストの女の子にもアドバイスを貰ったりしていました。

【改善のための行動】
とにかく愛想を良くしようと笑顔に気合いを入れました。
話が上手くもないのに加えて無愛想だなんて、あまりにもお客様が不憫だと思ったからです。
また、口下手であることをあえてすすんで打ち明け、アドバイスをお願いすることで話題を作ったりもしていました。




【現在の状況と心境の変化】
辞めてから数年経ちますが、転職しコミュニケーション能力を以前より培った今の私ならできるかもしれないという気持ちがあります。
ただ、仰々しい言い方にはなりますが挫折というものは、かなり苦しく怖いものなので、またあんな思いをする可能性があるのならやめておいたほうがいいかもしれないとも思います。
当分は今の仕事を続けるつもりですが、またいつかやってみたいとは思っています。

【学んだこと】
世の中にはいろんな人がいるということです。
ガールズバーという場所ひとつとっても、いろんな事情を抱えた女の子が働いていますし、様々なご職業や様々な飲み方をされるお客様がいらっしゃいます。
その一人一人に背負っているものがあって、人生があり、人の子である、そういった世界の深みを感じました。



【当時の自分へのアドバイス】
向き不向きを理由に、過度に自分を責めないでほしいということです。
あなたは確かに口下手で、お客様をうまくおだてることはできないかもしれないけど、できることは本当にひとつもないの?と言ってやりたいです。
たまたま苦手なことに出会っただけで、あなたのすべてがダメではないんだから、と背中を叩いてやりたいです。