【ラウンジ嬢】はじめての夜の世界で周りからののしられた女が思考錯誤で這い上がった話

【ラウンジ嬢】はじめての夜の世界で周りからののしられた女が思考錯誤で這い上がった話

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
26歳です

【当時の職業】
スナック勤務でした。

【当時の住まい】
ペットの猫と同棲していました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し主婦





【就職のきっかけと経緯】
本当にまさかなんですよ。
自分が夜の蝶として働く日が来るとは思ってもいませんでした。
当時普通に日中のお仕事をしていたんですが勤務条件についてとか、いろいろ思う所がありまして転職活動をしていたんです。
そんな折に親類から「スナックをオープンするからキャストとして来てほしい」というお誘いを受けたんですね。
最初はお断りしていたんですが、あまりの熱意に押され引き受けることにしました。

【環境と仕事内容】
まあまあ栄えている繁華街の路地にある小さなお店でした。
カウンター10席位で大きめのボックス席一つだったと思います。
ママとキャスト3〜4名でまわしていました。
元々老舗のクラブ勤めのママが独立して開いたお店だったので、基本的には会員制となっており、ジェントルでリッチマンという感じのお客様が多かったと思います。

【大変だった時期】
もともとあまりお酒が飲めない体質ですからお酒の種類、名前、飲み方、何も知らず初っ端から覚えるのが大変でした。




【大変だったこと】
人間関係とかお客様関係うんぬんも無かったわけではありませんが、私にとって一番大変だったことは、入店して程なくチーママ業務を任されてしまった事です!
まだ夜の世界でやっていくには右も左もわからない産まれたての小鹿なわたしに、ゴリゴリ夜で生きてきた女の子たちをまとめるすべは持っておらず、どうすれば遊び慣れたダンディー達に楽しんでいただけるお店になるか頭を悩ませる日々でした。
夜の職場で活躍されている方たちはとてもクセの強い方が多いんです。
昼間のごく日常や、ビジネスの世界ではあり得なかったことが、ふつー−−に巻き起こる日常。
毎日心臓の鼓動をすり減らし、脳みそを沸騰させながら生きていたと思います。
元々、会社では同僚と距離感を詰めてお付き合いするのが得意ではなかったので、とにかく大変でした。

【大変だった期間】
入店から退職するまでの約一年間です。




【当時の心境】
ほぼ毎日泣いていました。
なんで私が?どうしてこんな事に?どこで選択を間違ったのか、深夜に帰宅してから明け方まで考えていました。
いつまでこんな状態が続くのか、将来について不安ばかりが頭に湧き上がっていました。

【職場が大変だった原因】
原因はママの発病です。
それも命に係わるレベルの病気でした。
ママが治療のためお店に立てない事態になり、切り盛りする人材として私に白羽の矢が立ちました。




【仕事で良かったこと】
特に嬉しかったのは、お客様同士が仲良くなってくれた時です。
基本的にカウンターに横並びで着席していただくので、お隣さん同士で意気投合したり、顔馴染み同士になられたときはお店全体がパァっと盛りあがるので、私自身も楽しい時間を過ごせました。




【特にひどかった最悪の出来事】
一文無しのお客様が泥酔してお店で暴れられた事件です・・!
既にいい気分で来店され、ママのお知り合いのお連れ様と最初は楽しく飲んでいらっしゃた方のですが、酔いが回りすぎたのか大喧嘩に。
怒ってお店を飛び出したお連れ様を追うこともなく悪態をつきながら飲み続けられる様子があまりに酷かったので、「今日はこれくらいにされたらどうですか?」とやんわりお会計のお願いを申し出たところ、なんと!無一文(笑)
今日初めて来店された方でしたしツケでお帰りいただくのも心配だったので、お連れ様に迎えに来ていただきたかったのですがなかなかうまく行かず。
どうしたものか、ママが悪酔い状態のお客様をなだめて居たはすが、どこにどう火が付いたのか。
急にブチ切れあそばされて、ママの髪を鷲掴みにした挙句引きずり倒して大暴れ!照明が割れ飛び散りママ流血の惨事となりました・・・。




【相談した人・助けてくれた人】
心強い味方は酒屋の配達担当さんでした!
私は普段コーラとサイダーしか嗜みませんので、ういすきー?すこっち?しゃんぱん?ビールの銘柄I と、お酒に関しては未成年並みに無知でした。
そんな私に親切に分かりやすくお酒の知識を授けてくださいました・・・!

【改善のための行動】
夜の世界について無知で嬰児な私は沢山失敗をしましたし、沢山怖い目にも遭いました。
しかし、やられっぱなしではありません。
そのなかで身に着けたことは、人を見る「勘」のようなものです。
「この人は私にとっていい人かどうか」「どんな性格をしているだろうか」など、顔を見れば分かります。




【現在の状況と心境の変化】
現在は夜の夜のお仕事をはなれて平凡に生活しています。
現役時代はとにかく辛くて、結果限界にまで達しました。
身も心も疲れ果ててしまい、なにも収穫のなかった年月だったとも思えました。
しかし、今になってみるといい度胸付けになったと思いますし、何よりも「人を見る勘」が身についたことが以降の人生において大いに役立ちました。

【学んだこと】
世の中には悪い人が身近に潜んでいると痛感しました。
まず自分の身は自分で守ること。
一見平和そうであっても忘れてはいけないと思わされました。



【当時の自分へのアドバイス】
今だからこそ言えるのですが、「もっと自由に!」
慣れない事への苦労ですとか、期待にこたえなければならないというプレッシャーを背負っていた自分に、もっと自由に楽しくやっても良いんだよと伝えたいです!
しんどい事は変えられないけど、自分の気の持ちようならいくらでも変えられるじゃないですか。
もし、ポジティブな心構えで臨んでいたならもう少しこのお仕事が好きになれていたかもしれません。